会議結果報告

第23回アジア消防長協会総会(台湾台北市)

2004年11月17日~19日
台北国際会議センター

ワーキング部会開催風景 記者会見会場写真 消防演技 イフカ理事会及び検討委員会開催風景

 第23回アジア消防長協会(イフカ)総会は2004年11月17日から19日までの間、台湾台北市の台北国際会議センター(TICC)において開催された。

 イフカ総会開会前日の11月17日(水曜日)には、13時30分からTICC1階の103会議室において第3回アジア消防基準策定検討ワーキング部会が開催され、6カ国1地域から13名の代表が出席した。

 同日15時10分からは台北101国際金融センタービル(台北101)前広場にて、開催地である台湾内政部消防署の主催による記者会見が行なわれた。会見に先立って各国のイフカ役員がジープに分乗して会場までパレードを行なった後、内政部消防署の航空隊や特別救助隊による降下演技等も行なわれ、一般観衆の好評を博した。

 その後16時20分からTICC4階401会議室にて、イフカ理事会及び第2回アジア消防基準策定検討委員会が開催され、総会提出議案等の審議が行なわれた。

 11月18日(木曜日)9時20分からTICCの3階大ホールにおいて、第23回イフカ総会開会式が行なわれた。開会式では開催地を代表して台湾内政部の李進勇政務次長より挨拶をいただいた後、白谷イフカ会長が挨拶を行なった。その後、マレーシア消防救助庁のダト・ジャッファ・シデック・ビン・タンビ長官に対して白谷イフカ会長よりイフカ功労賞が授与された後、特別来賓の陳水扁台湾総統よりご祝辞をいただいた。

 総会開会式終了後の10時30分から、総会の併催行事である2004台北国際防災博覧会の開幕セレモニーが台北世界貿易展覧会1号館B区において、台湾行政院の葉菊蘭副院長を始め、李政務次長、白谷イフカ会長、黄内政部消防署長らの出席のもとに開催された後、防災博覧会会場の視察が行われた。
 同日午後からは、学術セミナー及び防災研修が行なわれた。

定例会議(総長)

 翌19日(金曜日)9時20分からは、TICC3階大ホールにおいて、イフカ総会の定例会議が行なわれ、以下の8議案が審議された。1~5号議案はイフカ事務局の木挽事務総長より報告し、承認された。また、6号議案については、マレーシア消防救助庁のダト・ジャッファ・シデック・ビン・タンビ長官より、7号議案は、日本国大阪市消防局の田中賢治城東消防署長よりそれぞれ提案され、決議された。また、第24回イフカ総会の開催については、8号議案で審議され、2006年のオーストラリアでの総会開催が決定された。

(総会定例会議の議案)
1号議案 第22会計年度(2002~2003)の事業報告について
2号議案 第22会計年度(2002~2003)の決算について
3号議案 第23会計年度(2004~2005)の事業報告について
4号議案 第23会計年度(2004~2005)の予算について
5号議案 規約の改正について
6号議案 災害現場での安全管理体制の充実強化について
7号議案 情報連絡体制の強化について
8号議案 第24回総会の開催について

基調講演

 定例会議終了後、10時40分から、同会場にて台湾内政部の黄季敏消防署長とロンドン消防局のケン・ナイト局長による基調講演が行なわれた。午後からは、8ヶ国9名の代表による消防事情発表が2部構成で行なわれた後、17時20分からイフカ総会閉会式が行なわれた。
 閉会式では、シンガポール民間防衛局のジェームス・タン・チャン・セン長官が今回の総会の成果としての宣言を読み上げ、最後に白谷イフカ会長の立会いのもと、黄消防署長から次期総会開催地であるオーストラリア国の代表のネイル・ビビーAFAC(オーストラレイジアン消防機関評議会)理事に記念のプレートが引き渡された。

○ 第23回イフカ総会参加状況(開催地発表)
1 総会参加者  1,200名
2 総会参加国および地域 以下の16ヶ国1地域
(1) イフカ会員が所属する国(12ヶ国1地域)
 オーストラリア、インドネシア共和国、イスラエル国、日本国、大韓民国、クウェート国、マレーシア、モンゴル国、パプアニューギニア、フィリピン共和国、シンガポール共和国、シリア・アラブ共和国、台湾
(2) その他(4ヶ国)
 英国、フランス共和国、ロシア連邦、米国

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