※市町村防災行政無線(同報系)などを活用して、屋外スピーカー又は戸別受信機により、市町村が災害情報を放送するものをいう。 沿岸部・住宅地(千葉県一宮町)【実験概要】• 異なるJアラート情報を受信した際、それぞれの情報に応じた音声を放送可能か確認• Jアラート情報を受信してから放送開始 までに要する時間を確認【実験結果】• 異なるJアラート情報に応じた放送が可能• 信号を受信してから放送開始までに、1~2分を要する各災害情報に応じた内容の放送が可能放送開始までに1~2分を要するため、 即時性には課題⑵音達範囲に関する実験場所:山間部(宮城県白石市)⑶耐候性に関する実験場所:大型降雨実験施設(茨城県つくば市)⑴自動飛行に関する実験場所:沿岸部(宮城県仙台市)、 実証実験を踏まえた検討の結果、ドローンによる災害情報伝達について、現時点では防災行政無線等※の完全な代替とすることは困難なものの、屋外スピーカー等の補助として活用することは有効であることが確認できた。 特に、ドローンによる災害情報伝達が有効な場面としては、以下が挙げられる。① 沿岸部において、津波に関する情報を伝達する場合。② 山間部において、林野火災の発生や警報等に関する情報を伝達する場合。 また、自治体で災害情報伝達手段としてドローンを活用する際の留意事項について検討し、取りまとめを行った。災害情報伝達手段としてドローンを活用する際の留意事項(抜粋)運用体制放送する内容スピーカーの性能耐雨性・耐風性※仙台市沿岸部【実験概要】• スピーカーの出力やドローンの高度・速度、観測者との距離を変更し、音声の聞き取りやすさ等を評価【実験結果】• 出力15Wのスピーカーの場合、ドローンと観測者の水平距離は400mまで、 飛行速度は12m/sまでの範囲で、 30秒程度の音声を問題なく聞き取れた(その際、60m程度までの高度では、聞き 取りやすさに大きな影響はなかった)• 指向性のあるスピーカーは、その向きが聞こえやすさに影響 実証実験を行った範囲では問題なく スピーカーの向きも音達範囲に影響・緊急地震速報のように即時性が求められる情報を伝達する場合には、屋外スピーカー等と連携して放送を実施すること。・想定する運用時間帯において飛行が可能な体制(例:24時間飛行が可能な体制等)を整えること。・災害の種別などに応じた放送内容をあらかじめ整理しておくこと。・不足なく災害情報を伝達できるよう放送する文章はわかりやすく簡潔なものとし、スピーカーの性能(有効可聴距離)、ドローンの飛行速度、周辺環境等を踏まえ全文聞こえるような長さに設定すること。・想定される放送地域において、ドローンに搭載したスピーカーからの音声が明瞭に聞き取れるようスピーカーの性能、向き、遮蔽物、暗騒音などの周辺環境等に留意すること。・障害物等を考慮して、飛行する高度を検討すること。・想定する運用状況に応じて必要な耐風性と耐雨性を具備していること。・降雨時に飛行させた場合は、飛行後、水滴をふき取るなどの必要なメンテナンスを行うこと。放送を聞き取ることができた飛行区間実験場所【実験概要】• 雨量や風速を変更し、 ドローンの性能に 応じた耐風性・耐雨性を確認【実験結果】• 耐風性について、メーカーカタログ値程度まで自動飛行が可能だが、それ以上の風速では自動飛行が困難• 耐雨性について、IPX5の機体であれば、30mm/h程度の雨でも自動飛行が可能• 一定の雨量を超えると、雨滴の付着によるセンサーエラーにより、自動飛行が中止 通常の風であれば飛行可能 台風レベルの風になると飛行は困難 雨滴によるセンサーエラーが発生しうる-10-実証実験について検討結果について全国消防長会会報令和8年4月(第913号)
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