アジア消防長協会概要
第1 設立
1 設立年月日
昭和35年5月26日
2 設立の経緯
アジア消防長協会(略称:イフカ)は、アジア地域各国の消防長の強い要請に基づいて設立されたものである。全国消防長会は、昭和33年5月、第10回全国消防長会総会(於:東京都)に際し、アジア地域の消防関係者を来賓に迎えて開催したところ、席上、各国の出席者から、「日本を中心とするアジア地域の消防の向上発展を図るため、国際会議組織を結成されたい」旨の共同発議が行われた。全国消防長会はこれを受けて、直ちに設立事務局を設け、消防庁の指導のもと、各国間の意見を調整して、ここに本協会を設立した。
(注)
① 英文名称:International Fire Chiefs’ Association of Asia (略称:IFCAA)
② 第10回全国消防長会総会時出席国
フィリピン、ベトナム、インドネシア、タイ、東パキスタン等
③ 第1回総会
昭和35年5月26日東京都で開催、出席各国は、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インドネシア、カンボジア、タイ、特別参加としてアメリカ、フランス
第2 目的
本会はアジア・オセアニア各国の消防長が国際的に融和協調して、人の生命、財産等を火災から保護する技術及び手段の研究を促進させると共に、消防情報を交換し、アジア地域における消防の全般的発展に資することを目的とする。 (規約第2条)
第3 組織
1 会員
本会は以下の22の国と地域に会員を有している。
オーストラリア、バーレーン、バングラデシュ、ブルネイ、グアム、香港、インド、インドネシア、イラン、イスラエル、大韓民国、クウェート、マレーシア、モンゴル、ニュージーランド、パプアニューギニア、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム、日本
2 役員(任期は4年)
会長 日本
副会長(4名):香港、マレーシア、フィリピン、シンガポール
理事 (若干名):各国から、会員数に応じ推薦された者
第4 事業
(1) 総会の開催(2年ごと)
(2) 機関誌による消防情報の交換
(3) 国際消防会議への出席を含む海外消防事情調査の実施
(4) その他本会の目的を達成するために必要な事業
第5 総会の開催経過
回 | 開催年月 | 開催国・都市名 |
---|---|---|
第1回 | 昭和35年5月 | 東京都 |
第2回 | 昭和37年5月 | 東京都 |
第3回 | 昭和39年10月 | 東京都 |
第4回 | 昭和41年11月 | タイ王国バンコク市 |
第5回 | 昭和43年10月 | フィリピン共和国ケソン市 |
第6回 | 昭和45年6月 | 大阪市 |
第7回 | 中止 | イスラエル国 |
第8回 | 昭和49年5月 | 名古屋市 |
第9回 | 中止 | 大韓民国 |
第10回 | 昭和53年11月 | シンガポール共和国 |
第11回 | 昭和55年11月 | インド国デリー市 |
第12回 | 昭和57年11月 | 東京都 |
第13回 | 昭和59年11月 | フィリピン共和国マニラ市 |
第14回 | 昭和61年5月 | 広島市 |
第15回 | 昭和63年11月 | シンガポール共和国 |
第16回 | 平成2年5月 | 名古屋市 |
第17回 | 平成4年8月 | マレーシア クアラルンプール市 |
第18回 | 平成6年10月 | 東京都 |
第19回 | 平成8年10月 | タイ王国バンコク市 |
第20回 | 平成10年10月 | 福岡市 |
第21回 | 平成12年8月 | マレーシア クアラルンプール市 |
第22回 | 平成14年7月 | 京都市 |
第23回 | 平成16年11月 | 台湾台北市 |
第24回 | 平成18年8月 | オーストラリア連邦メルボルン市 |
第25回 | 平成20年6月 | 東京都 |
第26回 | 平成22年8月 | 大韓民国大邱(テグ)広域市 |
第27回 | 平成24年6月 | 札幌市 |
第28回 | 平成26年9月 | シンガポール共和国 | 第29回 | 平成28年6月 | 大阪市 |
第30回 | 平成30年5月 | 東京都 |
第31回 | 令和2年11月 | 書面会議(新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大のため) |
第32回 | 令和4年6月 | 横浜市 |
第33回 | 令和6年(予定) | マレーシア クアラルンプール市 |